やしきん

#07 大学生時代はラノベにどんはまりしてて、多分大学時代だけで400~500冊くらい読んでるんですよ(やしきん)

伊藤: あと、シャーマンキングとか、爆走兄弟レッツ&ゴー!!とか、

園田: 俺らの時は幽遊白書だった。あとサイバーフォーミュラとか、ガンダムWね。

やしきん: ガンダムWでハマっていく人は凄く多かったですね。後にガンダムSEED DESTINYとかで段々回収されていくんですよね。

園田: そう、その後にガンダム00で再燃みたいな。

no_my: やっぱガンダムって定期的に狙ってますよね。ガンダムSEEDが出た時に、そういう空気凄いありましたもん。

伊藤: ガンダムSEEDは完全に姉がハマってて、カラオケでずっと「INVOKE -インヴォーク-」を歌ってました(笑)

やしきん: 家族でやってるのいいな(笑)

no_my: なんだ、皆なんか色々通ってんじゃん...

伊藤: だからインストしか通ってなくてもアニソンが書けるんですよね。歌ものと言えばアニソンだったのかもしれないです。J-POPで好きなのは、ポルノグラフィティとサザン、Mr.Children、SMAPとか…実はもともとは少なかったんです。

ー作曲家になろうと思ったきっかけについて教えて頂けますか?

園田: 俺はシンガーソングライターがだめだって思った時...

伊藤: それで言うと僕もチューバがだめになったから(笑)

やしきん: 俺もバンドは違うなと思った。

no_my: 僕も一緒っすよ(笑)

伊藤: 何かの音楽活動を諦めた時に...

no_my: 自分に残ったのは作曲みたいな。

やしきん: 自分が好きなのなんだっけって振り返った時に...

園田: あ、そんなポジティブな話じゃない(笑)27歳くらいの時までずっとシンガーソングライターとかバンドやってて、オーディションとかには引っかかるんだけど、そっから先に行けなくて。...どうしようと思って、その時DTMマガジンの編集部でバイトしてたんだけど、その雑誌の企画でMIXの教材の曲を出してくれって言われて、それに出したら、エンジニアさんにこの先どうすんのって言われて。曲良いんだから作曲家とかやってみたらってことで、その時紹介されたのがテニスの王子様とかやってたUZAさんで。それで、それまで書き溜めてた曲を2枚くらいCDRに焼いて恐る恐る持ってったら、その中から2曲くらい採用されて。

ーそれはアニソンになったんですか?

園田: はい、テニスの王子様のキャラソンになりました。そこが最初です。

やしきん: 俺も仕事として初めて出したのはアニソンでしたね。大学生の時に受けた、俺の妹がこんなに可愛いわけがないのコンペがデビューなんで。それに、大学生時代はラノベにどんはまりしてて、多分大学時代だけで400~500冊くらい読んでるんですよ。

園田: 盛ってない?(笑)

やしきん: いや、まじで数えたらその位あったんで(笑)

伊藤: そもそもラノベ1タイトルで10巻以上出てるものとか多いもんね。

ーじゃあ俺妹もその前から読まれてたんですか?

やしきん: 友達に薦められて読んでました。それで、その頃やってたバンドが終わった時に作曲家になろうと思って、ボーカロイドとかに曲を書いてたんですけど、その時にちょうどコンペを知って、4曲出したら2曲通ったというのが最初でしたね。でも僕は、最初からアニソンが書きたかったから、狙いすましてました。で、そのコンペは一般公募だったので、他の人の曲を聴いた時に、歌詞がショボいと思っちゃったんですね。記念受験みたいなノリで書いてる人もたくさんいるんですけど、曲のことより何より、歌詞が説明書みたいなのが多くて。もちろんそうじゃない人もいるんですけど、大半はそうだったから。

no_my: 説明書みたいな歌詞はめっちゃわかります。作文みたいなね。

やしきん: そう、作文みたいなやつ。多分アニソンの初心者がやりがちなことだと思うんですよ。自分は元々原作を読んでたから、ファンがこの歌詞を見て、曲を聴いて喜ばないじゃんって。

園田: 最初からメタ的な視点だったのね。

no_my: 完全にプロですね(笑)

やしきん: 作る立場とファンの立場を両方持ってたから、ナチュラルにそういう見方をしちゃいました。

伊藤: 最初からファン目線ある奴だなとは思ってた。

園田: カルマがないやつ。

no_my: カルマがある作家はいっぱいいますからね(笑)

やしきん: 勝手にアニメ化しない先の事まで含めた歌詞とか書いてましたから。そういう感じで僕もアニソンからスタートしました。

園田: 全員アニソンからなんじゃないの?

伊藤: いや僕は違うんですよ。

no_my: 僕もちょっと違いますね。

伊藤: アニソンだとストライク・ザ・ブラッドのEDが最初なんですけど。作曲のお仕事としてはソーシャルゲームのBGMが一番最初です。当時はソーシャルゲームが大盛りあがりでしたから。

やしきん: めっちゃ儲かってた時だよね。

園田: どっかで伊藤翼がそれでめっちゃ仕事してるぞって噂を聞いて、伊藤翼って誰だろうみたいに思ってた(笑)

伊藤: ソーシャルゲームにはほんとにたくさん楽曲を書きましたね。楽曲ジャンルも様々だったので、音楽力的にもその頃に鍛えられたものは多いと思います。やっていた仕事の中で有名なところだと神撃のバハムートとかですかね。
一番最初の仕事は20秒のインスト曲を書いたんですよね。その1曲だけって話だったんですけど、出したら向こうに気に入られて、もう6曲必要になったからまた書いてくれと言われて。締め切りが翌日だったんですけど、その時はもうイエスしかないじゃないですか。

no_my: 我々にノーはないから(笑)

伊藤: でも1曲20秒だったからなんとかなると思って、徹夜して実際いけたんですよ(笑)そうやって仕事が軌道に乗り、実家をでて一人暮らしを始めたり、いっぱい機材買ってためしたり。その流れでフリーランスを続けて、昨年自分の会社を立ち上げ出来ました。仕事をし始めたときの経験は今でも生きていると思います。

no_my

#08 人に曲を提供していた繋がりから運良く声優さんと知り合って、エンジニアやらない?って言われたんですよ(no_my)


ーno_myさんはいかがですか?

no_my: 僕も園田さんと一緒で、作家として仕事やり始めたのは結構遅くて。曲は中学生の頃からずっと作っていて、曲を作ること自体もすごく好きだったんですけど、作曲家になりたいとかはよくわからなくて。大学の時もずっと音楽やってたんですけど、周りでプロ目指して音楽やってる人が一人も居なかったんですよ。サークルで、僕よりも明らかに音楽に詳しいし、楽器も上手いし、音楽に情熱を注いでる奴が、早稲田大学なのもあって、皆卒業して良い企業に入っていくわけですよ。現実を見て(笑)

やしきん: わかるー。俺のバンドメンバー、損保、損保、出版社だったから(笑)

伊藤: 高学歴っぽいなー(笑)

no_my: 僕は音楽を仕事にしたいという気持ちはずっとあったんですけど、でもどうやって音楽を仕事にしたらいいか、ずっとわかんなかったんです。なんですけど、大学生の時に流行っていたmixiを通して、アマチュアのアーティストさんに曲を提供したりとか、アレンジしたりとかをちょこちょこやっていて、一応、収入は多少あったんですよ。まあ、これ続けてたら就職しないでもいいんじゃないかなと思って(笑)

やしきん: 前向き(笑)

no_my: 基本的になんとかなると思ってるんで(笑)でも、この性格のせいでめっちゃ失敗もしてますから(笑)今日はいい話しかしてないんで(笑)そいうのをやりながら、バンドも続けながら、バイトしたりして。バイトと曲提供の収入が半々くらいだったんですよね。

園田: それも凄いけどね。

no_my: それで、そのうちバンドのギタリストに、ごめん俺バンドより彼女との人生が大事なんだって言われて(笑)

園田: だいたいそういう奴はうまくいかないから(笑)

no_my: なんかバンドって人間関係難しいなと思って...僕の中で当時音楽を仕事にするなら、バンドでメジャーデビューくらいしかなかったんですよ。

やしきん: 手段とかわかんないですもんね。

no_my: 結局バンドも無くなったんですけど、人に曲を提供していた繋がりから運良く声優さんと知り合って、エンジニアをやりながら、そこに出入りしてた声優さんとかにもちょこちょこ曲書いたりしてたんですけど。でもそういうのって特にメジャー作品になるわけでもないし、僕がなりたい作曲家ってこれだっけ、みたいになって。これ続けてたら生活はできるけど、なんか違うなって思ってて。それで、そのスタジオで働きながら、ネットで情報収集してた時に、音楽家同志の交流会をやってますみたいなことが書いてあるホームページを見つけて、そこにメールしたら交流会はなくて、コンペやりましょうって話が急に来たんですよ。僕は当時まだコンペという存在を知らなかったんです。作曲家になるためにまずコンペが必要だって知らなかったんで。なんだよコンペってみたいな(笑)俺天才だしコンペとかやんなよって。

一同: 爆笑

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